2012/02/24 Fri
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください

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   - 日本関連 -
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● 平成24年度予算政府案が国会に提出されました。一般会計ODAは5621億円(前年度比2%減)。ODA事業見込み(一般会計ODAのほか、補正予算、円借款事業、国際機関向け拠出等の合計)は1兆8500億円(前年度比2%増)。一般会計ODA予算のポイントとして「日本再生重点化措置」を活用した分野の重点化と政策仕分け評価結果を踏まえた経費削減、そして東日本大震災復旧・復興対策経費(地方の魅力発信、震災の教訓の国際社会への発信)があげられています。
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2012/seifuan24/yosan008.pdf

● JICAは平成23年度第3四半期(2011年10月~12月)において、計9件の無償資金協力の贈与契約に調印しました。
http://www.jica.go.jp/press/2011/20120130_01.html

● JBICは平成23年度第3四半期(10~12月)業務概況について公表しました。
http://www.jbic.go.jp/ja/about/press/2011/0131-01/index.html

● JBICはインド民間銀行最大手のICICI銀行に太陽光事業向けに特化した3億ドル(約230億円)の協調融資契約を結びました。
http://www.jbic.go.jp/ja/about/press/2011/0203-01/index.html

● 3月2日開催予定の2011年度NGO外務省定期協議会第3回連携推進委員会の参加者(NGO)を募集しています。
http://www.janic.org/event/ngongo3.php

● 財務省フェイスブックは、EBRDが若手専門職​員育成を目的としたIPP(International Professionals Programme)という採用プログラムでの募集を掲示しました。(応募締切は2012年2月24日(金))  
http://www.mof.go.jp/international_policy/mdbs/ebrd/ebrd20120202.htm


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- バイ・ドナー関連 -
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● GAO(米国会計検査院)が評価デザインのガイドラインを改訂し、公表しました。
"Designing Evaluations" 2012 Revisions
http://www.gao.gov/products/GAO-12-208G

● 米国国務省は、OECDの多国籍企業CSRガイドラインの実施に向けた、企業、労働団体、CSO、学術経験者を集めた国内諮問委員会を設置しました。
Advisory Board on Implementation of OECD Corporate Social Responsibility
Guidelines
http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2012/01/182844.htm

● 英国のビジネス・イノベーション・職業技能省(BIS) のフォーサイトプログラムは、同プログラムが昨年発表した「移民と地球環境の変化」について報告書を紹介するビデオを公開しました。
http://blogs.dfid.gov.uk/2012/01/changing-the-debate-on-migration-and-environmental-change/

● "Un monde en mouvement (A World in Motion)" をテーマにAFDが開催した開発写真コンテストの受賞作が発表されました。
http://www.afd.fr/home/presse-afd/communiques?actuCtnId=74970

● 欧州委員会は、最貧国との貿易を通じた開発援助のあり方についてまとめた報告書、 'Trade, Growth and Development' を発表しました。
http://ec.europa.eu/europeaid/news/ec_aid-for-trade_en.htm


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- 国際機関関連 -
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● 潘基文国連事務総長は、5カ年行動計画「私たちが望む未来」を発表しました。持続可能な開発、予防的手法などが優先課題に挙げられています。
http://www.un.org/sg/priorities/index.shtml

● 対シリア安保理決議案がロシアと中国の拒否権発動で否決され、廃案となりました。
http://www.un.org/News/Press/docs//2012/sgsm14093.doc.htm

● 国際労働機関(ILO)は年次報告書を発表し、経済成長と社会的安定を維持するためには、今後10年間に世界で6億もの新たな雇用機会が必要だと論じています。
http://www.ilo.org/global/publications/books/global-employment-trends/lang--en/index.htm

● ダボス会議世界経済フォーラムで、すべての人々のための持続可能なエネルギーに関するパネル討論が行われました。潘基文国連事務総長は席上演説で、普遍的、持続可能なエネルギーへのアクセスを確保するための民間投資の重要性を強調しました。
http://www.un.org/News/Press/docs//2012/sgsm14085.doc.htm

● ユニセフは「子供のための人道的行動 2012年」を発表し、国際社会に対し世界の25を超える国々の子供たちへの人道支援を可能にすべく、総額12億8,000万ドル拠出の必要性を訴えています。
http://www.unicef.org/media/media_61445.html

● 世界銀行理事会は途上国に対する融資実行の手段として、定められた成果の達成に直接リンクさせる新融資制度「成果連動型プログラム融資制度(Program-for-Results: PforR)」を承認しました。
http://web.worldbank.org/WBSITE/EXTERNAL/NEWS/0,,contentMDK:23094880~menuPK:34463~pagePK:34370~piPK:34424~theSitePK:4607,00.html

● IMFは世界需要の減速にも関わらずアジア経済は引き続き安定しているとの見通しを発表しました。
http://www.imf.org/external/pubs/ft/survey/so/2012/CAR020112A.htm

● IMFの財政局およびアジア太平洋地域事務所は、日本財務省との共催で「税に関するアジア太平洋諸国ハイレベル会議」を開催しました。IMF の篠原尚之副専務理事が会議の締めくくりにあた声明を発表しています。
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2012/pr1234.htm

● 第18回アフリカ連合(AU)首脳会議が1月23日から30日にかけて開催され、アフリカ・インフラ開発プログラム(PIDA)報告書が採択されました。
http://www.afdb.org/en/news-and-events/article/african-leaders-endorse-major-continental-infrastructure-programme-8806/


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- シンクタンク・NGO関連 -
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● Center for Global Developmentが、3年目を迎える米国Global Health Initiativeの現状についての論評を発表しました。
GHI Mid-Term Review and a Way Forward
http://www.cgdev.org/content/publications/detail/1425914/

● ODIが、系統立てた政策研究の有効性についてのブリーフィングペーパーを発表しました。
Making systematic reviews work for international development research
http://www.odi.org.uk/resources/details.asp?id=6260&title=systematic-review-slrc-international-development-research-methods

● 同じくODIが、気候変動、英国の安全保障と開発についての報告書、'Climate change in UK security policy: implications for development assistance?' を発表しました。
http://www.odi.org.uk/resources/details.asp?id=6224&title=climate-change-uk-security-policy

● 英王立国際問題研究所(チャタムハウス)は、エチオピアとスーダンの農業、特に土地への投資についてまとめた報告書を発表しました。
http://www.chathamhouse.org/publications/papers/view/181519


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【2】 ワシントンDC開発フォーラム キャリアセミナー(2月10日)

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ワシントンDC開発フォーラムでは、2月10日(金)、午後5時より、国際機関で
働くことに興味がある大学生、大学院生、また若手プロフェッショナルを対象に
キャリアセミナーを開催致します。ワシントンDC周辺には数多くの国際機関が
ありますが、各機関の組織内容、具体的な仕事像、キャリアパスを知っていた
だくことで参加者の方々のそれぞれへの興味を深め、志望動機を高めていた
だくことを目的としています。世界銀行、国際協力機構(JICA)、米州開発
銀行(IDB)よりゲストスピーカーをお招きして、各々の現職までの過程と現在の
職務内容をお話いただく予定です。その後のセッションでは講演後には学生、
若手プロフェッショナルのキャリア形成に関するトピックでのスピーカー3名による
パネルディスカッションを、更に最後のセッションでは参加者からのQ&Aをベースに
した分科会を予定しております。また、このキャリアセミナーの模様は以下の
アドレスからUstream配信する予定です:
http://ustre.am/Hd1Y


【日時】
2月10日(金)17:00-19:00
セミナー終了後、会場内でスナックを用意しての懇親会を開催致します。
スピーカーの3名以外にも若手を中心に世界銀行スタッフも多数参加予定です。
参加される方からは、当日実費を申し受ける予定です。
詳しくは後日送付される会場案内をご覧ください。

【会場】
世界銀行内 会議室
The World Bank, 1818 H Street, NW Washington DC 20433
なお、プログラム詳細、会議室、登録方法、ゲストスピーカー等の詳細は、近日中
にアナウンス致します。ご興味の方は2月10日の日程を確保しておいていただけると幸いです。
皆様のご参加をお待ちしております。


キャリアセミナー企画チーム
(本企画は、DC在住の大学生・大学院生と協力して運営しております)

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【3】 国連フォーラム
「国連職員NOW!」
クメール・ルージュ特別法廷支援機関 前田優子さん
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● 国連職員の生の声をインタビュー形式でお伝えする
「国連職員NOW!」第141回では、クメール・ルージュ
特別法廷支援機関(UNAKRT)で広報官を務める
前田優子さんに、カンボジア・プノンペンでお話を伺いました。
前田さんは、日本・アメリカ・カンボジアで新聞記者として働いた
ご経験を生かし、2005年に国連リベリア・ミッションの広報官に着任。
現在は、カンボジア特別法廷(ECCC)において、ECCCとドナー政府、
メディア、一般国民の橋渡し役として広報活動に尽力されています。
インタビュ ーでは、前田さんとカンボジアの繋がり、国連リベリア・
ミッション広報官時代のお話、UNAKRT国連広報官ならではの
醍醐味と苦労、複雑なカンボジア特別法廷の仕組みなどを分かりやすく、
爽やかに語ってくださいました 。
http://www.unforum.org/unstaff/141.html


(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://www.unforum.org/index.html

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【4】 GRIPS開発フォーラム:
   ●第1回エチオピア出張(第2フェーズ)報告書 掲載のお知らせ
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○● 第1回エチオピア出張(第2フェーズ)報告 ●○

GRIPS開発フォーラムの大野健一・大野泉はJICAの派遣により、2012年1月8日~13日
にエチオピアを訪問し、日エ間の産業政策対話の第2フェーズを開始しました。第2
フェーズは過去2年実施した第1フェーズの成果をうけてメレス首相や工業大臣から再
度強い要請があり、継続することになったものです。
第2フェーズの最初のテーマとして「輸出振興」をとりあげ、需要・顧客志向の重要
性と政策メニューの紹介を行いました。JETROで長年輸出振興に携わり、またJICAエ
ジプト輸出促進センターのプロジェクトリーダーや駐エルサルバドル大使を務められ
た、湯澤三郎氏(国際貿易投資研究所・専務理事)にもご参加いただき、エチオピア
政府首脳や多くの関係者と活発な議論を行いました。出張報告をぜひご一読くださ
い。

http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/document/2012.01_ET/
2012.01Report_web.pdf
(エチオピア出張報告書: PDF300KB)

http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/support_ethiopia2_ph
ase2.htm
(エチオピアとの産業政策対話HP)


(GRIPS開発フォーラム: 林田篤子)
http://www.grips.ac.jp/forum/

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【5】 東京発~世界銀行からのお知らせ
(1) セミナー・イベントのご案内
(2) 最近の活動から
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(1)  セミナー・イベントのご案内

■  複雑化・ネットワーク化する世界における防災の主流化
世界銀行、防災グローバル・ファシリティ(GFDRR)、
グローバル・ディベロップメント・ラーニング・ネットワーク(GDLN)主催

日時: 2012年2月13日(月)午後5時00分から午後7時00分まで
場所: 世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 
http://bit.ly/uFtDNj
内容: 世界銀行東アジア大洋州局副総裁より、防災の主流化を
いかに促進していけるか、取組み持続のための組織を超えた協力の
強化などの説明、そして政府防災担当関係者のパネルディスカッションを
予定しています。またとない機会ですので事前にお申し込みの上、
会場まで足をお運びください。
言語: 英語(日本語同時通訳付)
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/ysi0Fj


■  第10回 地球サミット連続セミナー・Road to Rio20「日本からリオ+20への発信」
地球サミット2012Japan 、世界銀行、環境パートナーシップ会議、CEPAジャパン主催コーヒーアワー

日時: 2012年2月15日(水)午後6時30分から午後8時30分まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京)
http://bit.ly/e348Ev02
内容: 6月にリオデジャネイロで開催されるリオ+20(国連持続可能な開発会議)を紹介し、
議論のきっかけとする連続セミナーです。 今回は1月の第1回の成果文書の交渉速報と、
リオでもうひとつ行われる予定の「People's Summit」に向けて日本から目指すべき提言
について、有識者をお招きし、皆様と意見を交わします。
言語: 日本語
詳細、参加お申し込み: http://bit.ly/wLz5kH


■ 第2回 社会人のためのグローバル・コミュニケーション
「1500語で通じる『グロービッシュ』使ってみよう!」
一般財団法人 グローバル人材開発、世界銀行情報センター(PIC東京)共催コーヒーアワー

日時: 2012年2月16日(木) 午後6時30分から午後8時30分まで
場所: 世界銀行情報センター(PIC東京)
http://bit.ly/e348Ev02
内容: 非ネイティブのための英語によるコミュニケーション力の向上をテーマに、
ビジネス英語としての活用や習得などについて、各方面での経験豊かな
スピーカーによるショートスピーチと自由討議を行います。
言語: 日本語
詳細、参加お申込み: http://bit.ly/zU3JmC

(2)  最近の活動から

■  2011年11月に開催された「グローバル・ウォーター・フォーラム ビデオ会議
レクチャーシリーズ(全6回)」の様子がビデオアーカイブにてご覧いただけます(英語のみ)。
http://bit.ly/wUTEqo


(世界銀行東京事務所: 開裕香子)

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【6】 イギリス通信 英国開発学勉強会(IDDP)
  ●JICA職員本部採用説明会のご案内
    ●外務省国際機関就職ガイダンスのご案内
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●JICA職員本部採用説明会のご案内

日時: 2月11日(土) 15時~18時
場所: Board Room, University of Westminster, 309 Regent Street
採用説明会(新卒枠)/開発キャリアセミナー

参加ご希望の方は、英国開発学勉強会(IDDP) iddp.uk@googlemail.com
もしくは、jicauk@jica.co.ukまで、件名に「2/11セミナー参加希望」とご記入の上参加登録願います。
参加登録受付:2月7日(火)まで

当日はIDDPの説明も併せて実施しますので、奮ってご参加下さい。なお18時より意見交換会も用意しております。
お時間の許す方はご参加下さい。
http://www.jica.go.jp/recruit/shokuin

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●外務省国際機関就職ガイダンスのご案内

【説明項目】
・ 国連における人事(採用・異動・昇進)の原則
・ 機関別、レベル別の採用制度の比較
・ 主な採用方法の説明
※上記の説明項目と併せて、ロンドン会場のみ、欧州復興開発銀行(EBRD)の方の講演も予定しています。

■ 講師: 小島 美涼 氏
外務省在ジュネーブ国際機関日本政府代表部 二等書記官

北迫 絵美 氏(ロンドン会場のみ)
欧州復興開発銀行(EBRD)インフラビジネスグループ運輸部門アナリスト

■ 参加費: 無料(勉強会運営費のご支援を歓迎いたします)

■ 日時・会場:
● 2012年2月16日(木)17:30-19:30(開場17:00)
University of Sussex
http://www.sussex.ac.uk/aboutus/findus/campusmaps.php
お申込み先
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGxnWXdWZDhyUzNqZlQ2QjJ0akIydUE6MQ

● 2012年2月17日(金)17:30-19:30(開場17:00)
University of East Anglia,
http://www.uea.ac.uk/about/gettinghere
お申込み先
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dEZlWUtQeWpFWHR2X0VQX0p2bEMwNkE6MQ

● 2012年2月18日(土)14:00-17:00(開場13:30)
London Business School
http://www.london.edu/contactus/gettingtotheschool.html
お申込み先
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGJGZzhIN1Y4aUs3OUt0WXlNRFBBTlE6MQ

※ 全日程とも講演内容は同じです。ロンドン会場のみ、欧州復興開発銀行(EBRD)の方の講演も予定しています。
※ 勉強会終了後、懇親会もしくは延長して講師との質疑応答を予定しております。

■ 形式: 講師の方による講演・質疑応答(日本語)

■ お申し込み方法:
会場のセキュリティ上、事前の申し込みが必要です。
御参加を希望の方は2012年2 月13日(月)までに下記URLよりお申し込み下さい。
会場によりお申し込み先URLが異なりますので、くれぐれもご注意ください。

・ 3日以内にIDDPより返信がなければ、大変お手数ですが再度ご連絡下さい。
・ 会場の関係から、申し込みを制限させて頂く場合がございますので、御参加を希望の方は
 お早めにお申し込みお願いいたします。

■ 主催:外務省/英国開発学勉強会(IDDP)


(IDDP(英国開発学勉強会):上野明菜)

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【7】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「ミャンマー旅行」
執筆:山尾依里(当フォーラム勉強会幹事/ワシントンDC在住/世界銀行日本理事室)
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年始にミャンマーへ旅行に行ったとき、現地通貨チャットへの両替で困りました。
ガイドブックに「米ドルのみ両替可能」とあったので、財布に入っていた米ドル札を
ワシントンからそのまま持っていきましたが、ヤンゴンのホテルで両替しようとすると
「このドルじゃ駄目だ」と言われます。「ほら、これは顔の部分が曲がってるでしょ?」。
どうやらピン札しか両替できないらしいのです。

ミャンマーでは「超」が付く高級ホテルを除き、クレジットカードは使えません。もともと
少ない所持金の中から必死で新しいものを見つけ、顔の部分を伸ばして両替できた
のは3分の1。物価が安いおかげでなんとか4日間過ごせましたが、旅先でまさかの
真剣な節約を強いられました。

一方で、ボージョー・アウンサン・マーケットでみやげ物を物色中のこと。値切る目的も
兼ねて「古いドルしかなくて、払えない」と汚い20ドル札を見せると、店主は確認して
くると言います。戻ってきた彼は、綺麗なピン札のお釣りを持っていました。
「ほら、大丈夫だった!」。ヤミでは古い札でも両替できるらしいことがわかりました。

現地ガイドによると、政府が、あるときから新しいドル札しか受け付けなくなったのだそう。
偽札にでも困っているのかと思ってそう聞くと、「うーん、単に何でも新しいのが欲しい
だけじゃないですかね。そういう勝手な政府なんですよ。」と半ばあきらめたような口調。
そんな馬鹿な。しかし過去3回、突然の廃貨(流通している札を使用停止にすること)を
行ったことがあるミャンマー政府の内情はブラックボックス。一晩にして財産が紙くずと化す
経験をしてきた人たちは、政府に対して冷ややかな目を向けているようでした。

単に旅行をする上では、不便さは感じません。随所に見受けられる外国人料金に、
排他性を感じるくらいです。電力不足から一日に2~3回停電が起こることや、外国人を
自宅に泊めるためには許可が必要らしくホームステイは無理といった制約はありますが、
旅行者が「政府」の存在を意識することはまずありません。たった数日間の滞在は、
節約を強いられつつも気楽な旅でした。

しかし、ミャンマー出国後、バンコクに着いたときの開放感といったら!隔離された経済の、
あの閉塞感。それが、離れてからじわじわと感じられてきました。

グローバル経済に巻き込まれることが吉と出るか凶と出るかは、誰にもわかりません。
とはいえ、政府との関わり合いを避けながら淡々と生活してきたミャンマーの人たちにも、
ようやく機会が与えられる時期が来たんだなと思います。


山尾依里(当フォーラム勉強会幹事/ワシントンDC在住/世界銀行日本理事室)

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  DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
       「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報 (案内・レジュメ・
議事録)をはじめとする活動情報に加 え、グローバルな開発戦略と日本の関わりに
関する主要な情 報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス (dev-info)」として、
電子メールにて2週間に1回を目途 に送付しています(メルマガと同じです)。
バックナンバー はこちらです。
http://groups.yahoo.co.jp/group/dev-info/

本情報サービスの配信をご希望の方は、連絡担当( info@devforum.jp )まで
電子メールアドレスをご 連絡いただくか、上記ウェブサイトの「このグループに参加」を
クリックしてご登録ください。

本情報サービスへの記事掲載をご希望の方は、上記連絡担当 まで相談いただければ幸いです。

また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の 他、より広くグローバルな
開発戦略と日本の関わりに関する 意見交換や情報交換を行うために、「ワシントンDC
開発フォ ーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。 相互の信頼関係に基づく
率直かつ真剣な意見交換を確保する ため、本メーリングリスト参加者は氏名・所属を
明らかにす るとともに、発言者の了承がない限りメディア等での引用が されないようご配慮
いただきます。本メーリングリストへの 参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している
「devforum参加者の共通理解」に目を通していただいた上で、上記連絡担当まで氏名・
所属・電子メールアドレス・問題関心をご連絡ください。
http://www.devforum.jp/mail/index.htm

dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ いてご意見・ご示唆等
ありましたら、お気軽に上記連絡担当 (info@devforum.jp)までお寄せいただければ幸いです。

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編集担当:小林隼人/荘所真理/杉原ひろみ/春木由美
発行:ワシントンDC開発フォーラム

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ワシントンDC開発フォーラムでは、DC在住で開発に興味を持つ若手プロフェッショナル、大学院生同士の意見交換・交流を深めるためのワークショップを開催しています。従来のBBL(ブラウンバッグランチ)が専門家を招いてランチの時間を利用して討議をするのに対し、ワークショップでは20代・30代を中心とした若手に平日の夜を利用して発表の場を提供し、自由活発に議論を交わし、そして何らかの行動に結び付けていくことが狙いです。参加希望・お問い合わせはdev.forum.workshop@gmail.comまで。

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